法科大学院ガイド

駒澤大学法科大学院
私立(共学)東京 コマザワダイガク

司法試験合格者メッセージ

9月入学制度を利用して、いち早く学修をスタート。
議論を通じて、柔軟で多面的な法的思考力を養えました。

●山口 翔太郎さん(第72期司法修習生)
駒澤大学法科大学院 既修者コース2017年9月修了

法学部を卒業後、特許庁に1年間勤務し、商標関連の問い合わせ対応や情報収集などの業務に携わる中で知的財産制度に関する興味が高まり、その分野に強い法曹を目指そうと考えるようになりました。駒澤大学法科大学院に入学したのは、9月入学制度に大きな魅力を感じたからです。大学既卒者の私にとって、翌年の4月まで入学を待つ時間はとても惜しいと思い、いち早く学修を開始できる9月入学制度を利用しました。また、修了も9月なので、翌年の5月に行われる司法試験に向けて十分な準備期間を確保できることにもメリットを感じました。
少人数教育による密度の濃い授業を特徴にしている駒澤大学法科大学院は、大規模校よりも自分の性格に合っている学習環境だとも感じました。入学してみると、教授陣と学生、学生同士の距離はとても近く、授業中に臆せずに発言したり、疑問点を積極的に質問したりすることができる環境だったため、駒澤にして間違いはなかったと思いました。

少人数制による指導、質の高い独自レジュメが充実。
苦手科目を早期に克服できました。

既修者コースの1年目は特別演習が中心になりますが、私は9月入学だったため、未修者コースと既修者コース(4月入学)の学生と合流して学び始めましたが、そこで痛感したのは基礎力の欠如でした。そこで、基本知識が不足している科目については1年生の授業を聴講したいとお願いしたところ、いずれの先生からも快諾をいただくことができました。こうした点にも、学生に最良の学修環境を提供したいと考える駒澤ならではの意思の高さが感じられました。
基礎からしっかりと学び直すことができ、苦手科目を早期に克服できた科目の一つが「行政法」です。「行政法」の授業の最大魅力は、先生が独自に作成したレジュメの質の高さです。私が知っているいずれの参考書よりも、体系的にまとめられ、解説が分かりやすかったため、行政法を身近なものとして考えることができるようになり、得意科目に変わりました。そのほか、多くの先生方が自主ゼミを応援してくださったため、知識の再確認と着実な定着を図ることができました。
駒澤は実務基礎科目も充実しており、法理論が具体的事実との関連において、実務でどのように生かされていくのかをイメージしながら学ぶことができます。私は「エクスターンシップ」「リーガル・クリニック」「ローヤリング」のすべての科目を履修しましたが、「エクスターンシップ」では、法律事務所での弁護士実務体験を通して、依頼者とのコミュニケーションの取り方や書面の起案方法などを身近で学ぶことができ、その後の法理論学習でとても役立ちました。

事案分析では、当事者の気持ちに寄り添うことが大切。
判旨や通説の考え方を応用して、解決策を思考する。

司法試験では、時間内に、事実関係を的確に把握し、適切な解決策となる法理論を書き上げる能力が求められますが、事実関係を的確に把握するためには当事者の気持ちに寄り添うことが必要だと思っています。そのため、私は判例や司法試験の過去問の事案を読む際には、当事者の視点に立って読むように心がけ、妥当な解決策の道筋を思考するようにしました。
判例の結論や通説を書けるようになれば良いという勉強方法は、あまりふさわしい勉強方法ではないと感じています。法律は社会のニーズに応じて改正されるわけですし、判例に似たような事案であっても事実関係に少し違いがあれば、導かれる解決策のあり方も大きく異なるからです。判例や通説の立場に固執するのではなく、時には判例や通説を批判してでも、事案における当事者の守られるべき利益を守るという柔軟性を持って、法律を学習することが大切だと思います。
 駒澤では、私が思考した解決策と考え方に対する、多くの意見を聞くことができ、多面的な視点から事案解決策を思考することができる柔軟性を得ることができました。親身な指導と学習サポートをしてくださった先生と職員の方々、志を一つにして励まし合った仲間たちに心から感謝をしています。

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