全国大学院特集

京都情報大学院大学
私立(共学) キョウトジョウホウダイガクインダイガク

教員メッセージ

セキュリティとのバランス念頭に、デジタル化を推進

応用情報技術研究科
●教授 内藤 昭三
元日本電信電話株式会社 情報流通プラットフォーム研究所 主任研究員

最近ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の考えから、いろいろな意味でデジタル化を推進しようという動きが活発化しています。ただ、ネットワークへの依存度が高まると当然セキュリティのリスクが高まります。ネットワークとセキュリティは、相補的な車の両輪のようなもので、そのバランスを常に念頭に置くことが重要です。自分たちがやりたいこととセキュリティのレベルとのバランスを考えソリューションを選んでいくことが大切なのです。
電子決済や電子マネーなどは便利ですが、簡単に狙われるところもありますから、常に注意を怠らないことが重要です。アプリなどには便利な機能がある半面、セキュリティの罠や危険が潜んでいると認識すべきだと思います。ネットワーク上では情報が基本的に見られている、常に盗聴、監視されている可能性があるということですね。そのつもりでネットワークを使ってアクセスし、個人情報を出すときには「これ、どこかで見られても大丈夫かな」と意識する。例えば、この情報に関してはきちんと暗号化して送るべきだなどと考えることです。難しいですけれど、常にそういうことを心掛けておくということは必須です。みなさんには、技術でより安全な未来をつくっていく人材に育ってほしいと考えています。

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