人間科学研究科

心身健康科学専攻（修士課程）
基礎を固めながら専門性を深めるカリキュラム

本研究科のカリキュラムは「基礎科目」と「専門科目」で構成されており、理論と実践の両面から研鑽し研究ができるように配慮しています。
「専門科目」では「身体の健康」と「こころの健康」の2分野について学びます。「身体の健康」分野では、健康管理学を中心に幅広く身体の健康維持・増進に関わる知識や技術を修得します。「こころの健康」分野では、臨床的な心理学、カウンセリング学を多く取り入れ、具体的な精神の健康をサポートするための知識や技術を身につけます。
●専門科目の概要
「身体の健康」分野
　健康管理学を中心に、公衆衛生、運動生理、栄養学、生活習慣病論、スポーツ医学・運動療法等を学び、健康科学を広く自然科学的・社会科学的側面から捉え、身体の健康維持・増進について考究します。
「こころの健康」分野
　精神の健康を目標に、健康福祉への専門的アプローチを重視し、具体的な援助のための知識やスキルを修得します。

フレキシブルな履修制度

●早期修了制度／1年で修了することが可能に
本大学院に入学する前に、本大学院の開講科目を10単位以上修得し、かつ、本大学院において所定の修了要件を充たした場合は、1年間在学することにより修了することができます。
●長期履修学生制度／修業年限は2年を超え4年まで可能
修業年限は2年を超え4年までとする「長期履修学生制度」を設けています。学生が職業人である等の事情により、標準修業年限を超えて3年間または4年間にわたり、計画的に教育課程を履修して修士課程を修了することを希望する場合に認められます。
●科目等履修生制度／1科目単位から受講が可能
学びたい授業科目を1科目（1年につき20科目以内）から履修することができる「科目等履修生制度」を設けています。授業料は履修科目の単位数に応じた額のため経済的です。仕事と学業の両立ができるかどうか体験受講してみたい方も、この制度を利用できます。大学院入学後、取得した単位は加算されますので、最短1年で大学院を修了することも可能です。

修了後の進路は、健康に関わる多様な分野に

●健康・保健・医療・福祉・教育分野専門職
健康、保健、福祉、医療関連の諸施設、公共機関、一般企業、学校、大学等において、「健康長寿社会」を担う“要”となる人材として活躍することが期待されます。
●教育専門職　養護教諭、保健・保健体育教員
教員の一種免許状所有者は、その専門に応じた専修免許状の取得が可能です。専門教科・分野のみならず、周辺分野の知識・技術を深めることで、さらに充実した活動が展開できます。
●心理関係専門職
学校、企業、公共機関等で、専門的な心理サポートをするカウンセラーや教育相談者、人事担当者は注目の職種。活躍の場が広がっています。
※臨床心理士養成コースではありません。
●現職者のレベルアップ
現職にかかわる専門知識を高め、さらに周辺分野についても理論的な考究を深めることで、現職を継続させながら、職場や社会の問題解決に当たることができるようになります。
●研究者・大学教員志望者
保健体育学（スポーツ医学、運動生理学等）、糖尿病など生活習慣病の運動療法学、養護教育学（学校保健学等）、心理学（臨床心理学等）および栄養学、看護学、歯科衛生士等の研究者・大学教員を目指す方の修士課程レベルの研究を指導します。