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学問の出発点は
疑問に感じたことの探究
   日本の大学の数は、国公私立を合わせて773大学にのぼります。では、学部の種類はどのぐらいあるかと言えば447種類で、短期大学の学科を含めると、かなりの数に達します。さらに学科・専攻レベルになれば、もっと広がります。これだけ多くの種類から、自分の希望に合った学部を見つけだすのは大変かもしれません。でも考え方を変えると、これだけ多くの種類があるわけですから、必ず自分に合った学部がどこかにあるとも言えます。多くの選択肢の中から、自分にぴったりだと思う学部・学科を探し出してみる作業には、楽しみもあるはずです。
 そもそも大学で学ぶ学問とは何か≠理解しておくと、学部探しに役立つかもしれません。大学の学問とは「問うて学ぶ」、つまり何かに疑問を感じて、その原因がどこにあるのか、真理や原理がどうなっているのかを見極めようとすることで、人や社会が抱える課題を解決するための方策として役立てることです。その真理の追究により理論を発見し、その積み重ねが体系化されたものが学問です。また、追究するための方策を科学と呼びます。
社会に結びついた研究で
前例のない問題に対処できる力を養う
   大学は社会に結びついた研究≠盛んに進めています。いわゆる実学≠ナ、社会に出てすぐに役立つような実践的な知識、技術、思考方法、コミュニケーション力を得られるようにしています。
 現代社会で起きる課題は複雑なだけでなく、前例のないようなことも起こります。そうした時には、覚えていた知識だけでは対処できません。知識を社会で生かすとは、前例のないことでも自分の頭で解決策の道筋を想定し、課題解決の方策を創造することです。そのための基礎・教養の育成と専門性を高める指導を大学では行っています。
 そこで大切なことが、科学する力です。問題解決に向け、調査をしたり、実験をしたり、現場を体験してみたりすることで、問題の原因を体系的かつ論理的に追究できる力です。
 また、自ら進んで問題解決に当たろうとする姿勢も社会は求めています。社会に出て仕事に就くと、問題の解決方法をすべて先輩から教えてもらえるわけではありません。それまでに身につけた知識、問題解決のための手法、積極性を総合的に活用し、仕事を進めていくことになります。人文科学、社会科学、自然科学といずれの分野に進んでも、研究室やゼミに入り、こうした総合力を養えるように大学はしています。
自分らしい学問分野を
楽しみながら発見してほしい
   みなさんが、とことん研究してみたくなったことをサポートしてくれるのが大学や短大です。入学する前に、研究テーマを狭い範囲にまで絞る必要はありませんが、このあたりのことを研究してみたい、といったレベルまでの絞り込みは必要です。難しそうだなと思っていた学問が、少しは楽しそうだなといった楽問≠ノ変わってくれれば、自分らしい学問を追究していけるはずです。
 
 
人文学系(文学 文化学、哲学 宗教学、史学 地理学)
心理学 人間科学系
教養 芸術学 美術学 造形・デザイン学系
国際学 外国語学系
経済学 経営学(ビジネス) 商学(会計)系
メディア学(コンテンツ 映像)系
法学(法務) 政治学 行政学 政策・地域学系
観光学(ホスピタリティ) 社会学 環境学系
家政学 生活科学(被服 住居)系
福祉学 児童学 子ども学(保育) 教育学系
工学(情報・システム 機械 電気・電子 建築・土木 物質・材料 工業デザインなど)系
理学(数理 物理 化学 地学 生命科学・バイオテクノロジー)系
医学・歯学 薬学 医療・健康(看護 衛生・保健など) 体育学・スポーツ学系
栄養学 食物・食品学 農学・林学・水産学 獣医学系
 
 
ビジネス・建築・心理分野の資格
教職・教育分野の資格
福祉分野の資格
情報・電気・工学分野の資格
医療・保健・健康・栄養分野の資格
進学準備を
保護者としてどう進めるか?
 子どもの進学へ向けて保護者が取り組まなければならない基本は、高校が行う保護者会をはじめ、進学のための説明会、三者面談などへの参加。学年ごとに話の内容も変わるので必ず参加し、高校の進路指導方針、進学のためのアドバイス、子どもの学習・高校生活状況をきちんと把握しておきたい。「受けられたはずの推薦入試を知らなかったために棒にふった」「校内模試を行っているのを知らなかった」など、保護者の関心が低かったために苦労の受験≠ノなったとの声を聞くだけに注意しておきたい。子どもの学習意欲を高めるための方法、進路相談・大学選びの相談に応えられる知識と情報の収集、そして高校との連携の3点を意識しながら、保護者会などに参加したい。
 
1年は将来像の検討
2年は社会への意識を高める
いろいろな入試を理解し
3年春には出願想定校を決めたい
多様化する入試に向けた
学習の進め方の基本
セ試に向けて
まんべんなく教科を学ぶように
一般入試では早めに過去問にあたる
推薦では説得力ある志望理由を
   
   
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