法科大学院ガイド

創価大学法科大学院
私立(共学)東京 ソウカダイガク [PR]

司法試験合格者メッセージ

法の趣旨、原理や原則といった基本の理解と、個別事案の法的問題点を分析できる力が大切。
授業と先生方、チューターの方々の指導に感謝しています。

●荒井 和子さん (第68期司法修習生)
創価大学法科大学院 既修者コース 2014年3月修了

私は創価大学時代から法学部で法律を学んできました。法理論を学び、自主ゼミ活動に取り組むなかで、法律を学ぶことは社会を広く学ぶことにつながると感じ、法律の学びを深めるために創価大学法科大学院に進学しました。
創価大学法科大学院のレベルの高さは、学部時代に指導を受けてきたことから信頼がありましたから、法科大学院選びにあたっては、迷わず創価大学にしました。

予習、授業、復習を通して、法を深く理解。実務に欠かせない多面的思考力を身につける。

創価大学法科大学院は1学年30人ですが、演習授業は1クラス10~15人程度の少人数に分かれています。そのため授業では、先生の質問に答えなくてはならないという適度な緊張感のもとで集中力が高まり、授業で得られることが自然と多くなります。いずれの演習科目も、学生向けに授業計画を公開しているポータルサイトに、授業ごとで取り上げる範囲と授業目的、教材と参考資料がアップされており、学生はそこに示された課題を予習した上で授業に臨みます。
自分なりに判例や学説などを調べ、示された課題に対する答えを検討して授業に出るものの、先生からの指摘が鋭く、理論を正確に理解できていない部分が浮彫りになり、見落としていた点に気づかせてくれます。また、授業では、他の学生の視点や考え方を聞くことにより問題を多方向から理解する力がつきました。
創価が特に重視しているのは、事案解決のために法理論を適切に生かせる力の養成です。事例問題を通して、どこに法的に重要な事実があるのかを検討する、法的分析能力の向上だと言えます。指導にあたるのは経験豊かな実務家教員と指導力に長けた研究者教員なので、法理論と実務をバランスよく学び、法的分析能力を高められたと感じています。
3年次で取り上げる演習事例問題は、事実関係が複雑な事案で、より実務的となり、どのように法律を当てはめるべきかの検討が難しくなります。また、依頼人弁護士の立場や被告弁護士の立場など、多角的な思考が必要となります。タフな演習でしたが、多面的な事案分析力と法的思考力、文章表現力に磨きをかけるのに役立ちました。
創価は施設面も充実しており、24時間利用できる自習室に個人専用のブースがあるほか、図書室も24時間利用できるので、分からないことがあれば、徹底的に調べて検討するようにしました。また、勉強面や生活面で、よく相談させてもらったのが、チューターとして学生の面倒を見てくださる先輩弁護士の方々です。チューターは、本学を修了し、司法試験に合格された先輩が務めているため、気軽に相談しやすく、アドバイスはとても具体的でした。ときには、弁護士の役割やライフプランなどについても相談したりと、心強い存在でした。また、教員の先生方も、豊富な経験をもとに、何時でも学習上・生活上の相談に、親身にのってくれました。

判例の思考プロセスを研究し、思考力を向上。弁護士になっても、自分らしさを大切にしたい。

司法試験では、正確な法律知識を前提に自分が正しいと思ったことを論理的に説明する力が問われます。その力を養うには、法の趣旨や条文の構造、原理や原則といった基本事項の理解と、個別事案における法的問題点を分析できる力の養成が欠かせません。私は、予習、授業、復習に臨む際には、そうした意識を持つように心掛け、裁判例がどのようなプロセスを経て判決を下したのか、そこをよく理解するように努めました。
「学問に王道なし」という言葉通り、法律を学ぶ勉強も「これが正解」という方法はないと思います。私はシンプルに考え、授業で分からなかったところはまず基本書や判例にあたり、その上で先生やチューターの方に意見を求め、試行錯誤しながら自分なりの考えを導くようにしました。遠回りな勉強スタイルかもしれませんが、その積み重ねで司法試験に合格できたと私は感じています。
法科大学院の2年間を通して自分の納得する勉強方法を貫いてきたのと同様に、今後も私らしく自分を貫いていきたいと思っています。そして、将来は「荒井先生」ではなく「荒井さん」と親しみを込めて呼んでもらえるような、法律問題で困っている人の心を大切にできる法律家になりたいと思っています。

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