大学院・専門職大学院ガイド

社会人と大学生のための大学院・専門職大学院ガイド

大学院は社会人でも学びやすい環境を整える

社会の第一線で活躍する社会人が、大学院で学んでいる。職場で課題にぶつかったので解決策を探りたい、ワンランク上のキャリアを狙いたい、資格取得して新しいキャリアをスタートさせたいなど、学ぶ目的はそれぞれだ。 大学院は、こうした社会人の学びニーズに応えられるように、ビジネスや税務をはじめ、総合政策、福祉、情報、文学などの多様な分野を、社会人が学びやすいように環境を整えている。学べる分野が広がっているだけに、自分の学び目的にあった大学院がきっと見つかるはずだ。 また、社会人経験を考慮し、選抜試験では専門科目試験を課さずに、面接や小論文試験とする社会人特別入試を行っている大学院が多い。働きながら学びやすいように、授業を夜間開講したり、ビジネス街に近い場所にサテライトキャンパスを設ける大学院も多い。

実務の課題をテーマにし専門性と多面的な思考力を養う教育研究

大学院と聞くと、研究者養成のための理論研究に専念していると思うかもしれないが、実務に直結する教育研究を行う社会人向けの大学院が増えている。 社会で実際に起こっている課題を研究テーマにすえ、その解決策を導くためにどうすればよいか、専門知識を身につけながら、多面的に検討していける。授業方法は、専門知識を学ぶ講義形式だけでなく、具体的な事例を取り上げ問題点についてディスカッション形式で解明していく演習授業、フィールドワークや実務実習など、教育研究成果を高められるように工夫している。専門知識を実践で活用する方法を学べたり、実習を通じて知識を技術へ結びつけたり、理論と実務を架橋する教育研究手法を取り入れている。 指導に当たる教員陣は、理論研究に精通した研究者教員と実践経験豊かな実務家教員から構成し、実務の課題を理論から考究したり、理論から実務を俯瞰(ふかん)できるようにしている。今、大学院は課題解決に向けて多様な視点を養える指導体制をとっている。

大学院入学のための基礎知識AtoZ

PAGE TOP