大学院・専門職大学院ガイド

大学院入学のための基礎知識AtoZ

P研究計画書とは?

課題は何か、研究方法はどうするか
研究計画書作りが大学院入学のファーストステップ

大学院は学ぶところか研究するところか、判然としないかもしれないが、大学院は研究を通して学んでいく場だ。研究科により違いはあるものの、教授から知識を教えてもらうことを主眼とした学びの割合は低く、自らが見つけた課題を克服するために研究活動に当たることを基本としている。研究を進めていくのに必要な研究手法、技術、知識などを身につける指導を受けながら、自らの手で課題を克服していかなければならない。「知識を教えてもらおう」ではなく、「この課題を克服したい」といった、積極的な姿勢が大学院では欠かせない。  どうして研究したいのか、それを端的にまとめたものが研究計画書となる。社会人として学ぶ学生の多くが、仕事といった実務の場で直面した課題を大学院に持ち込み、その解決策を導くために研究計画書を作り、勉強と研究に取り組んでいる。また、研究計画書は、入学者選抜の鍵を握っている。選抜に当たっては、入学後の意欲、着眼点のユニークさ、計画性などが評価されるが、あやふやな内容では認めてもらえない。かと言って、あまりにも奇をてらった着想や空想に近い研究テーマも避けるべきだ。今の自分の力ぐあいをベースに、現実的な計画を素直にまとめるのがベストだと言えよう。

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