臨床心理士養成大学院特集

臨床心理士養成大学院で 心の専門家を目指す!

臨床心理学の専門知識・技法を活用し
心の問題を解決する

臨床心理士は、何かしらの原因により心に問題を生じた人を対象に、面接や観察などの心理学的技法を用いて、相談者の特徴や問題点を明らかにし、心の問題にどのような方法で対処すべきか検討する「心の専門家」。財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定している。カウンセラー、セラピスト、心理職など、さまざまな心理学の専門家の中で、臨床心理学を学問的基盤に持つ専門家を意味する。
心の問題解決に向けた臨床心理学による援助方法には大きく三つの方法がある。面接・観察・心理検査などにより、相談者をよく知り、適切な援助方法を総合的に判断する「臨床心理アセスメント」。心理カウンセリング、遊戯療法、箱庭療法、芸術療法、夢分析、精神分析などの技法を用いて、心の問題を援助する「臨床心理面接」。相談者の周囲への働きかけにより、心の問題を解決する「臨床心理的地域援助」がある。臨床心理士を養成する大学院研究科で学ぶことができる。
臨床心理士になるには、日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院(臨床心理学研究科など)を修了し受験資格を得て、資格審査(筆記・口述試験)に合格し、その上で認定を受けることになる。
指定大学院には、第1種と第2種があり、第1種指定大学院の場合は修了後すぐに受験できるが、第2種の場合は、修了後1年以上の心理臨床経験を積まなければならない。
また、資格取得後は5年ごとに資格更新審査が行われ、心理臨床能力の発展のために、研修や研究が義務づけられている。

臨床心理士が活躍する主な職場
  • 地方自治体が設置する教育研究所・教育センター・教育相談室、大学の心理教育相談室・学生相談室、小・中・高校のスクールカウンセラーなど

  • 私設心理相談室、カウンセリングセンターなど

  • 病院(精神科・心療内科・小児科などの臨床心理室)、精神保健福祉センター、保健所、リハビリテーションセンターなど

  • 児童相談所、女性相談センター、更生相談所、身体障害者福祉センター、児童福祉施設など

  • 家庭裁判所、少年鑑別所、少年院、刑務所、警察関係の相談室、保護観察所など

  • 企業内の健康管理室や相談室、公共職業安定所、障害者職業センターなど

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