臨床心理士養成大学院特集

京都文教大学大学院 臨床心理学研究科
私立(共学)京都 キョウトブンキョウダイガクダイガクイン

臨床心理学専攻

基礎から徹底的に指導し、プロの心理臨床家を育てます。
公認心理師養成大学院のカリキュラムにも対応しています

臨床心理学専攻(博士前期課程・博士後期課程)

人の心の繊細な動きに応えることのできる心理カウンセラーを育てるには、非常にきめ細かな教育システムが不可欠です。それを実現させたカリキュラムが特徴になっています。さまざまな臨床心理に関わる専門分野の第一線で活躍する大学院担当教員13人が多様な分野の疑問に答えています。さらに教育、医療・福祉など幅広い分野の学外実習体験を積めるようにしています。また、「京都文教大学心理臨床センター」で実際のケースを担当し、心理臨床の実践を学ぶことができます。
プロの心理カウンセラーになるためには、自分1人の努力だけでは大変困難です。なぜなら自分自身の盲点ともいうべきものを自覚し克服する必要があるからです。そのためには臨床体験を背後で支えてくれる専門家の助けが必要です。本大学院では、豊富な教員スタッフの指導や助言だけでなく、学外の専門家の協力によって1対1による徹底したスーパーヴィジョンを受けられるようにしています。実習体験や面接体験を自分の血肉としていける指導体制を整えています。
大学院博士前期課程修了生は、臨床心理士となってスクールカウンセラーや病院、福祉、産業分野などの幅広い分野で働いています。また、さらに深く研究を積み重ねるために博士後期課程に進学し、博士(臨床心理学)の学位を取得する道も開かれています。
本学は全国に先駆けて臨床心理学部と大学院の連動した教育に取り組んでおり、公認心理師の理念(学部・大学院の一貫教育)を先取りして実践してきた大学院として大きな期待を集めています。

◎学びの特色
1.「こころ」の無意識領域をも視野に入れた本格的な心理療法の実践ができる人材を育成。
2.精神分析、ユング心理学、芸術療法など深層心理学に基づく本格的な力動的心理療法を学ぶ機会が多数。
3.学内の附属「心理臨床センター」において受付事務やカウンセリング、プレイセラピーを実際に体験。本格的なカウンセラーとしての第一歩をサポート。
4.教育機関、病院・クリニック、福祉施設などでの学外実習に加え、大学附属の産業メンタルヘルス研究所での研究活動、発達障がい児へのグループセラピーなど、課外での実習機会も豊富。
5.全員に個人机、ロッカーを提供。また、学部の図書館とは別に大学院図書室なども完備。有給でのティーチング・アシスタントの制度もあり。
6.国際的心理療法訓練機関との交流の機会も豊富。海外の著名な心理臨床家の講義等も本学で実施。

心理臨床センター

◎地域に開かれた相談施設で、カウンセリングに取り組みます。
一般の人を対象に、心の問題に対処していくカウンセリング・センター。幼児、児童、生徒から、子どものことで悩みを抱える親、学校の先生、生活の中で悩みを抱える成人まで、さまざまな年代の方が来談しています。心の専門家である本学の教員や専任カウンセラーが、一般外来者に対して心理相談活動に当たっています。
本研究科で学ぶ院生は、ここで実際にクライアントの面接を担当し、臨床心理の理論を実践しながら、自分にどのような援助ができるのかを追究していきます。心理臨床スーパーヴィジョン・研修活動なども行っています。

産業メンタルヘルス研究所

厚生労働省より「職場における労働者の心の健康の保持増進のための指針」が公表されるなど、職場におけるメンタルヘルス対策に関心が高まっています。多くの企業が働く人の心の問題を課題と認識していますが、専門家が確保しにくいこととノウハウがないことなどのため、メンタルヘルス対策は進んでいません。このような社会情勢を踏まえて、職場のメンタルヘルスに関する調査研究を行い、職場で活用できるプログラムを開発・提供し、さらに職場を支援する臨床心理士・公認心理師をはじめ、産業カウンセラー、産業医、産業看護職などの専門家が職種の違いを越えて研鑽し合える場として「京都文教大学産業メンタルヘルス研究所」を設立しました。当研究所では、職場におけるメンタルヘルスとストレスマネジメントについて下記の取り組みを行っています。また大学院教育と連携し、職場のメンタルヘルス対策に貢献し得る高度専門職業人の育成を支援しています。
●6つの目的
(1)ストレス・メンタルヘルス教育研修プログラムの開発・提供:
   組織に対するストレス・メンタルヘルスに関する教育研修プログラムを開発し、提供する。
(2)組織へのコンサルテーションプログラムの開発・提供:
   事例を通じて、組織の抱える問題を把握し、解決策を提案する組織へのコンサルテーション。
(3)心理的問題を抱えた社員へのカウンセリング技法の開発・提供:
   特にストレスコーピングに力点を置いて、社員へのカウンセリング技法を開発し、提供する。
(4)復職支援プログラムの開発・提供:
   メンタルヘルス不調に伴う疾病休業者の復職支援プログラムを開発し、提供する。
(5)個人および組織の診断ツールの開発・提供:
   個人および組織のストレスおよびメンタルヘルスに関する診断ツールを開発し、提供する。
(6)その他の職場のストレス・メンタルヘルスに関する調査研究:
   上記以外の職場のストレス・メンタルヘルスに関する課題についての調査研究を実施する。

入試概要(2022年度)

■臨床心理学研究科
○募集人員
[博士前期課程]30人(社会人入試、若干名)
[博士後期課程]2人
○出願期間(消印有効)
[博士前期課程]
 秋期入試|2021年8月17日(火)~8月24日(火) ※社会人入試も実施
 春期入試|2022年1月17日(月)~1月31日(月) ※社会人入試も実施
[博士後期課程]
 春期入試|2022年1月17日(月)~1月31日(月)
○試験日
[博士前期課程]
 秋期入試|2021年9月8日(水) ※社会人入試も実施
 春期入試|2022年2月12日(土) ※社会人入試も実施
[博士後期課程]
 春期入試|2022年2月12日(土)

※出願は上記以外に「大学持ち込み可」の設定日あり。
※社会情勢によって、日程・内容に変更が生じる場合があります。
※詳細は必ず「2022年度入学試験要項」をご確認ください。

■開設している研究科・専攻

◎臨床心理学研究科
臨床心理学専攻(博士前期課程・博士後期課程)

問い合わせ先
京都文教大学 入試広報課
〒611-0041 京都府宇治市槇島町千足80
TEL. 0774-25-2488 FAX. 0774-25-2822
e-mail nyushi@po.kbu.ac.jp

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