全国大学院特集

神田外語大学大学院
私立(共学)千葉/東京 カンダガイゴダイガクダイガクイン

言語科学研究科

人間の言語知識と運用能力の解明、コミュニケーション能力重視の言語教育に向けて

「言語とは何か」という問いは、「ヒトとは何か」という人間の本質に通じる問いです。言語の音、語彙、意味、文法やその運用など、言語の仕組みや体系について探究するとともに、母語以外でコミュニケーションすることの意味や、言語教育のあるべき姿について、理論と実践から迫ります。グローバル化が進み、第二言語、第三言語の習得の重要性が増している中、言語指導技術や、教材の開発も急務になっています。このような時代に対応するため「言語科学研究科」では、中学校・高等学校のほか様々な英語教育、日本語教育の場で、指導的役割を果たすことのできる人財を育成します。
本研究科は、英語学専攻と日本語学専攻からなる博士前期課程(修士課程)と、言語科学専攻の博士後期課程(博士課程)からなり、英語学専攻においては、英語教育の幅広い専門知識・指導法を教授し、日本語学専攻では、日本語および日本語教育にかかわる高度な研究および教育を行っています。いずれの専攻も、その分野で優れた業績をもつ教授陣のもと、少人数のクラスできめ細かな教育が行われています。

日本語学専攻 修士課程

『日本語や日本語教育に高度な専門知識でアプローチ』
日本語学専攻には2コースが設けられ、日本語や日本語教育に関連する各分野に、より高度な専門性をもってアプローチすることが可能です。授業科目は共通のため、自分の必要と興味に応じて科目を選択することができ、在学中にコースを変更することも可能です。

◎日本語学コース
日本語学コースの柱の一つが、今日の言語理論の研究成果を踏まえ、日本語の構造的特質を明らかにし、日本語の個別性から言語の普遍性を解明していくことです。もう一つの柱は、方言をはじめとする変容・多様性に関する研究です。日本語の理論的追究と、実態研究が相互補完的に行われ、バランスの取れた日本語研究を行うことができます。

◎日本語教育学コース
日本語の教育に関する専門的な知識と技能を身につけ、国内外の日本語教育関連分野で専門家として活躍できる人材を育成します。理論面では、日本語の習得と使用にかかわるさまざまな要因を解明し、効果的な言語習得を促す教育のあり方を探求します。実践面では、学修者のニーズや環境的制約に対応できる創造的な応用力を開発します。また、教育的な観点から言語を分析する力を育成します。

英語学専攻 修士課程

『MA TESOL Program(TESOL学位プログラム)』
主に現職教員を対象とし、外国語学習・教育の最新理論を明確に理解した上で、自らの教室実践に関して教育学的知見に基づいた意思決定を行うことのできる教育者の育成を目指します。授業は通学に便利な神田にある東京キャンパスで行います。授業はすべて英語で行われ、日本で英語教育に携わっている英語母語話者と非母語話者を対象としています。在職のまま通学ができるように、週末に授業を行います(必修科目は日曜日のみ)。
2022年4月から、オンライン/対面選択受講方式が新たに導入され、課程を完全にオンラインで、またはオンラインと対面を組み合わせた形で修了することができるようになりました(すべての課程をオンラインで修了する場合は9月入学のみ)。選択受講方式は、科目ごとにオンラインと対面のどちらで受講するかを履修登録時に選ぶものです。選択科目はすべてオンラインで行われるため、対面のみで全ての課程を修了することはできません。専門実践教育訓練給付金の対象となるCertificate Program in TESOL (履修証明プログラム)で受講した科目について、MA入学後に単位認定することも可能です。

言語科学専攻 博士後期課程

『先導的、指導的役割を果たすことのできる専門家を養成』
修士課程で培った言語学、英語学、日本語学、言語教育学、言語コミュニケーションなどの専門分野への興味をさらに深めると共に、より広い視野に立って、言語研究と言語教育の分野で先導的、指導的役割を果たすことのできる専門家を養成します。理論を実証するための実験、良質な資料の収集や分析だけでなく、新しい理論の開拓や応用分野の開発ができるような分析力と創造力を養い、狭い専門分野に閉じこもることなく、総合的、学際的な視野のもとに自らの研究を深めていく研究態度を育てます。

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