全国大学院特集

名古屋外国語大学大学院
私立(共学)愛知 ナゴヤギコクゴダイガクダイガクイン

国際コミュニケーション研究科

博士前期課程

●英語・英語教育コース(英語・英語教育プログラム)
本プログラムには、英語言語学、英語文学、英語教育の三つの領域があります。最初の英語言語学は、音声学・音韻論、統語論、意味論、語用論・語彙論等、現代理論言語学の主な領域をカバーし、英語文学は、英語圏文学の作品研究や作家研究、またそれらが背景とする社会や文化の研究を含みます。そして英語教育は、英語教育の方法論、指導論や評価論、さらに第二言語習得研究等の応用言語学分野を含みます。
本プログラムでは、英語コミュニケーションを専門とする研究者、広い視野と深い学識を備えた高度職業人専門家、卓越した専門性をもつ語学教師を育てることを目指しています。

●英語・英語教育コース(英語教授法(TESOL)プログラム)[Master in TESOL]
中学校、高校、英会話学校(個人教授を除く)等の英語教師(外国人教師・ALTを含む)を対象とした社会人対象コースとして、2007年4月に設置されました。生徒の実践的コミュ二ケーション能力育成のための英語教師の指導能力向上を目的としています。
講義科目は、それぞれの教育現場の状況やそこで学ぶ生徒に合った指導法を開発するためのアクションリサーチ及び研究発表など現場教員のニーズに応える実践的な科目で、すべて英語により行われます。
土曜日や夏季休暇中の集中講義、Webによる個別指導、名古屋駅北部のサテライトキャンパスでの開講など現職教師が学びやすい環境を整えており、Hawaii Pacific University、University of Newcastle(オーストラリア)及びGriffith University(オ-ストラリア)の大学院TESOLコースへ1年間の交換留学ができます(留学費用全額支援制度あり)。

●日本語・日本語教育コース
言語学・日本語学、日本語教育学、日本文学・日本文化学の3領域に関する幅広い知識をもとに、グローバル社会や多文化共生社会に貢献できることばと文化の専門家を育成し、同時に、日本語教育の高度専門職業人養成という社会の要請に応えることを目指します。
言語学・日本語学領域においては、言語の普遍性と個別性を学ぶとともに、日本語の様々な諸領域(文法、音声、談話、語用など)を客観的に観察、分析します。
日本語教育学の領域では、学習者の多様性に応じた日本語教育実践、言語習得理論、第二言語としての日本語の習得研究、日本語の評価法などを研究します。日本文学・日本文化学領域においては、文化の要素、日本文化の位置づけ、文化の接触・受容・変容・進化、日韓の大衆文化等についての知見を得て、日本文化学ならびに日本文学研究の意義を見出します。

●グローバルコミュニケーションコース
国際社会で活躍する専門的知見を有するグローバル職業人の育成を目指します。世界の言語・文化・社会・情報などについて文理の枠を超えた視点からグローバル教養を修得し、多様な文化的背景をもつ人々との相互理解を図る多文化理解力を涵養するとともに、世界に向けて情報発信を的確に行う高度なコミュニケーション能力を養成します。主に、外務省職員、国際公務員、国連職員、国際ジャーナリスト等への就職を目指し、外交官、外務省在外公館専門調査員などの各種資格試験にも積極的にチャレンジするコースです。

博士後期課程

●英語学・英語教育学分野
英語学や英語教育学の分野を渉猟し、先行研究を批判的に吟味し、有意義な課題を自分で設定、調査、考察し、その成果を博士論文として書くことを通して、自立した研究者や高度な専門職者を育てることを目指します。

●日本語学・日本語教育学分野
国内・海外の高等教育機関で日本語研究、日本語教育研究に従事し、日本語教員の養成に携わることができる高度専門家を育成することによって世界の日本語教育に貢献することを目指しています。

●グローバルコミュニケーション分野
言語・文化・社会・政治・情報・ビジネスなどについて文理の枠を超えたグローバル教養の修得に力を入れます。具体的には、(1)世界に向けた的確な情報発信、並びに共感を生むコミュニケーション能力の涵養、(2)多様な文化的背景をもつ人々との総合理解を図る多文化理解力の向上、(3)持続可能な社会発展に向けた問題解決能力やプロデュース力の養成を図ります。

教育職員免許状について

本学大学院前期課程の開講科目のうち、教育職員免許状の教科及び教科の指導法に関する科目または教育の基礎的理解に関する科目を履修することにより、中学校教諭専修免許状(英語、国語)及び高等学校教諭専修免許状(英語、国語)を取得することができます。

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