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バランスのとれた思考力と柔軟な発想力を持つ法曹を養成
東京都立大学法科大学院の理念は、東京をはじめとする大都市の抱える複雑な問題を解決できる能力を有する法曹を養成することです。東京は、大小の企業が多数存在するだけではなく、司法と行政の中枢機関が集中する世界的に見ても極めて特徴的な大都市です。本学では、「一人ひとりを徹底的に鍛える教育」の伝統を受け継ぎ、熱意と実績のあるスタッフが、現代社会の法律的課題に対応することができる高度な能力を備えた法曹の養成に取り組んでいます。
「基礎」を重視した体系的・段階的カリキュラムのもと、法曹として活躍するために必要な幅広い知識と深遠かつバランスのとれた思考力、柔軟な発想力を修得することができるよう、各教員が工夫を凝らした授業を実践しています。
講義の多くは「双方向授業」により行われ、院生と教員、さらに院生同士での議論のやりとりを通じて、書物による理解を大きく超えた、まさに「身についた法の理解」を目指します。
実務家と研究者が共同する、実践的な教育
本学には、優れた研究業績を有する研究者教員と、実務の最前線で活躍している実務家教員など、さまざまな教員が在籍しています。これらの教員が各法分野の教育を単独で行うだけでなく、同じ法分野の実務家教員と研究者教員、あるいは、分野横断的に複数教員が共同して教育を行う授業も積極的に取り入れています。複合的に問題が重なる現実の事案に実務の現場で遭遇した場合でも、自らの法的思考力を駆使して、解決の方策を探ることのできる力の修得を目指しています。
院生一人ひとりの顔が分かる、きめの細かい少人数教育
開講科目の多くが、1クラス30人以下となっているため、受講者全員が議論に積極的に参加することができます。講義の一つひとつが、知識の修得にとどまらず、法的な思考の鍛錬を積むための場ともなっています。
また、教員が開講しているオフィスアワーでは、講義に関する質問のほか、当該分野についての疑問をぶつけてアカデミックな議論をすることも可能です。教員が院生一人ひとりの質問や議論に十分な時間を割くことができるきめ細かな少人数教育で、学習を強力にサポートしています。
充実した教育支援と設備
優れた法曹を目指し、自ら意欲的に法律家としての素養を身につけられるように、自学自習を補助する充実した支援体制と設備を整えています。長時間、集中して自習できるよう、一人ひとりに固定机を用意している院生室、文献やデータベースを備えた図書室・PC室、オフィスアワーの場となる教員研究室が同一建物内に設けられており、学生の利便性が確保されています。
■概要
◎正式名称|東京都立大学大学院 法学政治学研究科 法曹養成専攻
◎開講場所|東京都立大学 晴海キャンパス(東京メトロ有楽町線・都営地下鉄大江戸線「月島」駅下車 徒歩5分)
◎入学定員|40人 (3年課程10人、2年課程30人)
◎コース|3年履修課程(法学未修者)/2年履修課程(法学既修者)
◎教員数|専任15人、兼担8人、非常勤24人 [専任内訳] 研究者11人、実務家(弁)1人、 (裁)2人、(検)1人
- 問い合わせ先
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- 東京都立大学 法科大学院事務室
- 〒104-0053 東京都中央区晴海1-2-2
TEL. 03-3536-7756