全国大学院特集

国士舘大学大学院
私立(共学)東京 コクシカンダイガクダイガクイン

在学生メッセージ◎人文科学研究科

文化財に関わる職業に就くために、歴史考古学を学修中。
発掘された瓦の文様から、当時のあり様を研究しています

国士舘大学大学院
人文科学研究科 人文科学専攻
修士課程2年
●宇髙 美友子(うたか みゆこ) さん

下野国分寺創建期の瓦の
生産地ごとの供給量の違いを研究

大学時代に考古学を一から学びはじめた宇髙さんは、卒業論文を執筆する中で、考古学の奥深さや面白さに気づき、大学院に進学することにした。
「将来、埋蔵文化財に関わる職業に就きたいと考えるようになり、そのために必要な専門性の高い知識を身につけたいという思いもありました」
大学時代に、学芸員資格を取得したほか、大学院で所定の科目を修得することでワンランクアップする考古調査士資格に必要な科目も修得し、埋蔵文化財に関わる職業に就くための下準備を整えた。
「国士舘大学大学院人文科学専攻に入学したのは、考古学を専門に学べる考古・歴史学コースがあり、私が研究対象にしている『古代』『寺院』『瓦』などを専門にする教授から質の高い指導を受けることができ、研究内容を高められると考えたからです。また、フィールドワークが多く、現地に行き、現物に触れる機会が多いことも国士舘大学大学院を選んだ理由です」
「古瓦の考古学」の著者の一人でもある眞保昌弘教授から、現在、研究指導を受けている。
「歴史考古学という、文字が使われた時代について、遺跡・遺構の調査によって歴史的事実の裏付けを行ったり、住居など建築物の出土品から日常生活の在り様を考究したりする考古学について学んでいます。
私は下野(現在の栃木県)に建立された下野国分寺の創建期に葺かれた瓦について研究しています。
瓦は、文様や胎土、製作技法などの違いから、生産場所を特定することができ、下野国分寺創建期の瓦は、下野国内のいくつかの郡の窯跡で生産されて供給していたことが明らかになっています。私が注目しているのは、近年の発掘調査により明らかになった、郡ごとの供給量の違いについてです」

大学院修了後も
文化財研究を続けていきたい

宇髙さんの研究力を高めるのに役立っている科目の一つに、「考古学演習Ⅰ・Ⅱ」がある。
「先生が講演会で発表した内容について講義を受けた上で討論したり、各自が取り組んでいる研究の進み具合や成果、課題などを発表し、先生から指導を受けたり、学生間で意見を交わしたりする授業です。講義では考古学の学術的な話だけでなく、文化財行政の仕事をされていた時の経験などを聞くこともでき、とても参考になります」
文化財に関わる職業に就くためにも、納得のいく修士論文を書き上げることを目標にしている。
「修了後も研究を続け、文化財の保護と活用に貢献できる力を常に高めていきたいと思っています」

私が注目している講義科目や研究テーマ

●「考古学特論4」
文化財を保護する仕組みなどの文化財行政論を学びます。文化財に関わる職業に就く場合に理解しておかなくてはならない「文化財保護法」を、実際に文化財行政に関わる仕事をされていた先生から学ぶことができる実践的な授業です。
●「考古学調査法特論1」
教授と博物館や遺跡を見学したり、発掘調査が行われている現場を見学したりするフィールドワークを行います。教授が同行することで発掘調査員などに質問することができるので、実践的な知識や専門性の高い知識を身につけることができます。

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