文学研究科（博士前期課程・博士後期課程）

日本文学専攻（博士前期課程）

日本文学分野では、上代から近代までの文学を研究できるカリキュラムとし、研究を深化させる力や広い視野を身につけられるようにしています。比較文学の視点によるアプローチも重視し、中国文学の講座を開設しています。日本語学分野では、現代語を中心に日本語の全体像に迫る研究を目的としています。本学図書館は、明治以降の書籍や雑誌など、多種多様な文献を集めた「近代文庫」を有しており、この貴重で豊富な資料を自由に研究に活用できるのも大きな特色のひとつです。

英米文学専攻（博士前期課程）

英語学、イギリス文学、アメリカ文学における学識の豊かな教授陣が指導にあたっています。自らの進路や目標にあった科目を選択履修することで、幅の広い国際人、英語教師、文学研究者としての活躍に備えることができます。研究成果を発表する紀要「Evergreen」の発行や研究会、論文の合評会など、切磋琢磨する機会を多く設けています。

言語教育・コミュニケーション専攻（博士前期課程）

外国語教育の指導的な役割を担うことのできる専門家の育成を目的としています。日本語教育または英語教育の専門家や教育者を目指す日本人学生、留学生や現職教師などを主な対象としています。言語教師に求められる理論と実践の融合を目指し、ティーチングスキルと高いコミュニケーション能力の習得を図ります。2022年から一種教育職員免許状（英語）取得済みの方を対象に、1年制の「英語教育専修コース」を開設しました。

文学言語学専攻（博士後期課程）

研究領域は、博士前期課程3専攻における教育・研究を基盤とする「日本語日本文学」「英語英米文学」「言語教育学（日本語教育講座・英語教育講座）」の３領域から構成し、日本および英米に関わる文学、言語学、言語教育学における高度な研究に取り組むことができます。専攻領域における専門性を高めつつ、他領域科目の履修を通して学際的視点を身につけることで、国内外の教育や研究の場で活躍できる有為な人材を育成しています。