生活機構研究科（修士課程）

生活文化研究専攻

日本や世界の歴史・文化を解明していくため、歴史学、民俗学、考古学、美術史、芸能史、文化財学、アーカイブズ学など文理を問わない横断的な学問分野を用意しています。扱う史資料も多様であり、研究は先行研究の理解、様々な史資料の収集・分析・検討といった学問的手法を通して進めていき、修士論文執筆を目指します。2021年4月から、社会人向け1年制コースを開設。2022年4月から「アーキビスト養成プログラム」を開設。

心理学専攻

心理学専攻には、2講座があります。「臨床心理学講座」は公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の第1種大学院の指定を受けており、修了者は実務経験無しで臨床心理士資格試験を受験できます。本学附属の生活心理研究所の心理臨床相談室のほか、外部の教育相談機関や病院において、密度の濃い実習指導を行っています。なお、公認心理師に必要な科目を修めて学部を卒業した方は、当講座で大学院で必要な科目を履修して公認心理師の受験資格を満たすことが可能です。「心理学講座」は、認知・学習、発達・教育、社会・産業、人格・臨床などの分野から科目を選択して学修し、心理学分野の研究を深めることを目的にしています。

福祉社会研究専攻

福祉社会、社会福祉、現代社会に関する諸問題をさらに発展させ、福祉社会システムについて総合的かつ学際的な研究を行います。専門分野は福祉政策、児童福祉、高齢者ケア、ソーシャルワーク、医療福祉、生活福祉経営、言語社会、都市社会、生活経営、比較教育社会学等、各自の関心分野に沿って研究を進めます。

人間教育学専攻

小学校専修免許状と幼稚園専修免許状が取得できます。本学附属教育施設や地域行政機関等との連携によって、社会や子どもたちの変化に的確に対応できる「高度の実践的指導力」「優れた教育経営能力」「国際的視野」の向上を目標にしています。授業科目に新しい教育方法も取り入れ、今日的ニーズに応える研究者・教育実践者の育成に取り組んでいます。

環境デザイン研究専攻

工学から芸術・人文系に至る高度な学問体系を有する専攻として、建築・プロダクト・ファッション・プロデュースの各分野で、多角的な研究やデザインの実践的な活動を行う人材の養成を目指しています。専門性を高められるように、4コースを開設。インテリア、建築、都市、環境を研究できる「建築環境系研究コース」、グラフィックからインテリア・公共空間のデザインまでを研究できる「プロダクト系研究コース」、素材・加工・造形・管理等の観点から快適な衣環境を研究できる「衣環境系研究コース」、多様なデザイン領域における高度な企画立案の技術を研究する「デザイン企画研究コース」があります。

生活科学研究専攻

2コースを開設。「食・栄養コース」は、食品機能解析系、栄養生理・生化学系、栄養生理機能解析系の研究領域からなり、栄養素や食品成分などの最新の理論を学び、基礎研究や応用研究を行うことによって研究者や教育者の育成を目指しています。「実践栄養コース」は、臨床栄養系と公衆栄養系の研究領域からなり、ヒトにおける食・健康行動や運動と健康増進など多角的な研究テーマを扱っています。