社会福祉学部
スポーツ健康福祉学科
福祉学と心理学を合わせて学べるカリキュラム
カリキュラムは、基礎科目と専門教育科目から構成されています。専門教育科目は、社会福祉士に必要な知識を修得できる科目と心理系科目から編成しています。社会福祉士・認定心理士の養成に向け指定科目を配置し、福祉に関するさまざまな相談に応じ、各種制度・施設の利用方法などをアドバイスできる力を養っていきます。また、発達・適応障がい、心身障がい、心理・社会的な問題などを抱える人とその家族に対する福祉援助や治療に必要な実践的な知識・技術を身につけられる科目も開講しています(「発達心理学」「臨床心理学」「人間関係の心理学」「芸術療法入門・演習」など)。
実践力を養成するために、福祉や保健の最前線で240時間以上の臨床実習を体験し、対人援助サービスの方法やニーズ、施設運営の実態を学びます。
●福祉関連の科目例
【社会福祉の原理と政策】社会福祉の意義と目的、歴史、日本における制度とサービス体系、社会保険制度などについて学習し、現代社会における国内外の社会福祉の問題などについて考察します。
【障害者福祉】障害概念の確認や障害者福祉の理念を基礎に、実態、ニーズ、法とサービス、民間活動、相談援助活動などを学びます。
【児童・家庭福祉】児童の成長・発達と生活実態、および児童福祉における歴史的展開、理念と意義、法とサービスの体系、ネットワークの構築などについて概観し、現代社会における児童福祉の重要性を認識します。
●心理学関連の科目例
【臨床心理学】人間の心理の基礎理論、歴史から、パーソナリティー論、心理査定などを幅広く学びます。
【人間関係の心理学】自己と他者とが関わり合うなかで、自己概念がどのように機能しているのかを探究します。
【芸術療法入門】美術的な表現方法を用いてクライエントに対する理解を深める絵画療法の歴史的概観、方法、それぞれの適用と限界などを、症例を通じて学びます。
【心理療法】さまざまな学派(理論モデルと方法論)がある心理療法の主となる方法論が、実際の臨床の場でどのように用いられ、治療に効果をあげているかを最新の臨床研究を中心に学び、心理療法についての理解を深めます。
●ソーシャルワーク実習
社会福祉士国家試験の受験指定科目に位置付けられている実習を実りあるものにするため、実習前学習「ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ」と実習後学習「ソーシャルワーク実習指導Ⅲ」を行っています。
取得できる資格と免許
社会福祉士国家試験受験資格、社会福祉主事任用資格、認定心理士