法科大学院ガイド

日本大学法科大学院
私立(共学)東京 ニホンダイガク

司法試験合格者メッセージ

元司法研修所教官などの実務家と学識の高い研究者による授業で
法律の基本を応用できる深みのある法的思考力を身につけました。

●渡部和人さん(第73期司法修習生)
日本大学法科大学院 既修者コース 2018年3月修了

行政書士の仕事を通じて、弁護士を目指すことに。
依頼人に多様な選択肢から、法的解決策を提案したい。

大学時代は法学部で学び、4年生のときに行政書士の資格を取得して、卒業後は出身地の福島県で行政書士事務所を開設しました。大学卒業後の進路を考えた時、企業に就職をするのではなく、自分のスキルで人や企業に貢献することができる仕事に就きたいと思ったからです。
行政書士として、遺言書の作成や離婚に伴う公正証書の作成の相談など、地域で暮らす人の暮らしに関わる案件に多く携わりましたが、その中で感じたのが、弁護士の職務の広さです。例えば、協議離婚の方針だった事案において、両当事者による話し合いがスムースに進まず、相手方の代理人に弁護士がつくと、調停や裁判といった手続に移行できることや、その中で子どもの親権問題や財産分割などについて争うことができることが挙げられます。行政書士としては提案できない解決策を事案に応じて依頼人に提案できる弁護士資格を取得したいと思うようになり、母校でもある日本大学法科大学院に入学し、弁護士を目指すことにしました。

ソクラテス・メソッドで履修者の理解度を底上げする授業と
仕事を持ちながら学べる制度が、日大ローは充実。

日本大学法科大学院の魅力の一つは、私のように社会人でも学びやすい点にあります。具体的には、授業は平日夜間や土曜日にも開講される昼夜開講のため仕事を終えてから学べる環境や、修業年限を既修者コースであれば2年から3年に、未修者コースであれば3年から4年にすることができる長期履修学生制度があり、社会人でも安心して学ぶことができます。長期履修学生制度を活用すれば、年間の学修量を抑えることができ、仕事との両立が容易だと思います。
指導にあたる教授陣は、基本書などを執筆された研究者教員と法曹(裁判官、検察官、弁護士)として活躍された実務家教員から構成され、実務家教員には司法研修所教官や司法試験考査委員の経験者もいらっしゃいます。日々の授業を通じて、基本書を読んだだけでは理解が難しい点について、執筆者から直接、指導を受けられることは、とても貴重な学修機会と言えますし、元司法研修所教官による指導は法曹になってから役立つ実践力を養ってくれます。この先生方との距離が近い点も魅力の一つだと思います。
多くの授業は、先生が独自に作成されたレジュメをベースに進められ、条文、判例、学説などを深く理解できるように工夫がされています。授業には履修者の理解を促すために少人数制によるソクラテス・メソッドが取り入れられ、学生は授業中に先生の質問に答えることで、理解不足であった点を補いつつ、正しい知識と多面的な法的思考力を着実に身につけていきます。特に、先生方が指導上で重視しているのは、法律の原理や原則、条文の趣旨の理解にあり、判例にないような事案であっても、適切な解決策を導くことができる力の養成です。先生方の質問は「なぜ、そのように考えたのか」といった学生の理解を深堀する質問で、その質問に対する意見をさらに他の学生に求めることで、履修者全員の理解度を底上げしていきます。この質問と応答の繰り返しにより、法律の基本を深く理解して、事案解決に応用することができる力を身につけることができたと感じています。

法律の原理や原則、法制度趣旨の深い理解が、司法試験合格力に。
司法修習後は、少年事件にも携られる弁護士になることが目標です。

司法試験の論文式試験は、基本的な判例などを題材としながらも、判例とは異なる事実が追加されるなどして、判旨を覚えてそれをそのまま答案に書けばよいと言ったような出題にはなっていません。つまり、事案における特殊性について、法的にどのように考えるべきかについて、法律の原理や原則、条文の趣旨の理解の上に立って思考する力が求められます。こうした力を養ってくれたのが、日々の授業における先生との質疑応答です。特に、元司法研修所教官が担当する授業では、事案の解決策をどのように導くのか、法的問題の把握力と解決のための法律構成力とを養うことができ、司法試験でも役に立ちました。また、実務家教員が担当する法律実務科目の「クリニック・ローヤリング」では、無料法律相談会に来られた方が直面する事案に触れたことも実践力を養うのに役立ちました。実務において、弁護士が相談者から法的に重要な事実を聞き出す力、事案における法律問題の説明力、法的解決の道筋を示す力などに間近で触れることができ、とても参考になりました。
司法修習を終えたら、少年事件にも携れる弁護士になりたいと思っています。ロースクール時代に、行政書士の仕事だけでなく、家庭教師の仕事をしていたこともあり、少年事件に関心を持っているからです。罪を犯してしまった少年の更正の道をしっかり導き、社会に復帰できるように手助けしたいと思っています。また、青少年を取り巻く種々の問題に対応できる、スクール・ローヤーにも興味を持っています。
日大ローには学生の夢を応援してくれる先生方が多くいらっしゃいます。私は、先生方が合格のために工夫を凝らして指導くださる日大ローの授業の先に司法試験合格があると思っていたので、授業の復習に重点を置いて学びました。法曹を目指したい気持ちがあれば、この恵まれた環境を生かして、夢に近づいてほしいと思います。

PAGE TOP