全国大学院特集

名古屋学院大学大学院
私立(共学)愛知 ナゴヤガクインダイガクダイガクイン

外国語学研究科

■英語学専攻

英語の構造について学ぶ「英語学」、音声的な側面から英語を研究する「英語音声学」、文学作品を通して英米の文化や社会への理解を深める「英米文学」、英語を学ぶことの意味や、"教える"という観点から英語を追求する「英語教育学」、言語学の理論を用いて教育学への応用を考える「応用言語学」という5つの領域をコアとして、少人数教育を徹底して、英語のスペシャリストを養成しています。また中学・高校の英語教員をめざす方にも英語の実践力向上に役立つカリキュラムを用意しています。
さらには、小学校の英語教育にも対応した「英語教育方法論」等の科目も用意し、新たな教員養成にも対応しています。
中学校・高等学校教諭一種免許状(英語)取得者が本専攻を修了することにより、中学校・高等学校教諭専修免許状(英語)の取得が可能です。

英語学専攻の研究演習領域

◎英語学
現代の言語学(理論言語学)を理解する上で不可欠である生成文法(Chomsky理論)の考え方とその最新の理論展開であるミニマリストプログラムの基礎を学ぶことができます。同時に生成文法と関係の深い形式意味論の基礎を学ぶこともできます。統語論・意味論研究の他、音声学を学ぶこともでき、日本語との対照研究も可能です。理論の基礎を固めた上で興味ある言語現象の文献を読みながら、これまでの研究の問題点をさぐり、修士論文を完成させます。
◎英語音声学
現代英語の音声について、その調音・音響・聴覚上の特徴を考察し、日英語との比較を通し、音声学習を理論・実践面より講義します。特に、両言語における母音、子音、音変化、リズム、イントネーションなどを体系的に概説し、音声分析・データベースの作成を通し、学習法を考察します。
◎英米文学
アメリカやイギリスの文学をそれらの文化的背景に照らして考察します。すなわち、作者がその時代の社会一般の風潮や思想の傾向をどのように作品に 反映しているかなど、作品とそれらが書かれた時代との関連性について研究します。主な対象は近代アメリカの文化と文学、ヴィクトリア朝以降のイギリスの文化と文学です。文学は他文化理解へのひとつの手段です。一筋の糸を辿った末に全容が見えるように、その本質へ到達する近道であるともいえます。
◎英語教育工学
英語教育学は英語を学習したり、英語を教えたりすることに関わる様々な領域を扱います。英語を学習するとはどういうことなのか、英語の能力はどのような要素から構成されるのか、「聞く」「話す」「読む」「書く」といういわゆる4技能はそれぞれどういう特徴を持ち、それらはどのように関係しているのか、英語を教える方法にはどのようなものがあるのか、中学校、高等学校で生徒達にどのように教えたらいいのか、早期英語教育を効果的に実践するための理論はあるのか、そして、学習の成果をどのように評価するのか、こういったことを理論面、実践面から研究します。現場で実際に英語教育に携わっている方々が、指導している中で疑問に思ったり、自分の実践を理論的に裏付けたいという考え方からのアプローチも可能です。
◎応用言語学
応用言語学では、どのように言語を分析するか、そして、言語教育に関連した問題解決に、その分析結果をどのように利用するかを学びます。応用言語学の主な研究分野は、第一・第二言語、外国語の習得及び教授法ですが、辞書編集、通訳、翻訳にも関連しています。本学大学院生のこの分野における研究は、英語の前置詞の使用法、英語の宣伝媒体に使用される言葉の分析、外国語としての英語習得の内観的研究、EFL教材の分析、EFL教授法の調査などがあげられます。

■国際文化協力専攻

現代は、異文化・異民族の特性を踏まえ、多様な価値意識を理解し国際的な視野に立って解決しなければならない問題が著しく増加しています。このような問題の現状を読み解き、解決策へのアプローチを探るため、本専攻のカリキュラムは専門領域についての理論的・実践的な学識を備えるための『専門科目群』と、修士論文の作成を指導する『研究指導科目』によって編成しています。専門科目群は『共通科目』のほかに、専門的な知識を「協力」活動に重点をおいた『国際文化協力領域』、国際「文化」に重点をおいた『国際文化領域』の二つの領域から個人のテーマや興味関心に沿って選択できるようにしています。

国際文化協力専攻の人材養成像

◎国際社会において文化理解と国際協力の視点から諸活動に取り組む方  (例)外資系企業、海外に進出する企業、国際機関で働く方、NPOやNGOの質的向上を目指そうとする方。
◎地域社会における国際化に伴う諸活動の解決に取り組む方  (例) 地域社会、教育機関、官公庁等において国際協力の立場から働く方。
◎研究的視点で国際文化協力や地域文化への関心を高めようとする方  (例)民間の研究所、行政機関への就職を目指す方。
◎大学教員、研究者を目指す方。
◎日本の文化を世界に発信するために、日本語や日本文化について研究したいと考えている方  (例)日本語教育に携わっている方。
◎持続可能な国際社会の未来に向かって、アジア諸国を中心に、異文化理解・国際協力について研究したい方や留学生の方。

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