STEP1ロースクール入試対策の第一歩は、目指す法曹像を固めること
何事も準備をするのは早いに越したことはないが、それにしても限界はある。ただし、法曹の資格は誰もが早く取得したいところ。そこで、はじめに手を付けてほしいことが、二つある。
一つは、法科大学院を核とした法曹養成課程の理解だ。どのような仕組みになっているのかをよく理解せずに、ロースクール入試と司法試験を突破するための近道を考えようとすると、思わぬ落とし穴に落ちてしまう。
もう一つは、目指す法曹像をしっかり検討すること。高収入を得られる可能性が高いから、社会的な地位が高いからなどを理由に、作られたイメージなどから弁護士を目指したいといった動機だけでは法科大学院入試も突破できない。ロースクールでの2年または3年間の勉強はハードなだけに、それだけでは挫折しかねない。
なぜ、法曹を目指すのか、どんなことを手掛けてみたいのか、なるべく具体的に考えてみることで、意志を強く固めておくことが大切だ。それはロースクールの面接試験のときに必ず聞かれることでもあるので、入試対策としても役立つことになる。