法科大学院ガイド

法科大学院【基礎理解講座】

1専門職大学院のあるべき姿をリードする法科大学院

法科大学院は2003年度に制度化された専門職大学院の一つで、修了することで法務博士(専門職)の学位を取得できる。
専門職大学院とは、研究者などを養成する大学院とは異なり、高度な専門性が求められる職業に就くために必要な実践的教育を専ら行う教育機関と位置付けられている。法科大学院のほかに、会計専門職大学院や教職大学院をはじめ、経営&ビジネス関連、公共政策関連、福祉関連などの分野を学べる専門職大学院が開設されている。
専門職大学院の特色は、実践的な教育が受けられるように、専門分野で活躍する実務家教員が指導に当たっていること、少人数教育であること、科目修得型のカリキュラムになっていること(修了論文を課さない場合もある)。研究よりも、学ぶことの比重を高めている点が一般大学院との大きな違いといえる。
法科大学院は専門職大学院の一つだが、専門職大学院のあるべき姿をリードする役割を担っているだけに、教育内容・体制が充実している。例えば、実務教育には、裁判官、検察官、弁護士といった法曹が当たるように定められている。

法科大学院ガイド

PAGE TOP