法科大学院ガイド

法科大学院【基礎理解講座】

3未修者や既修者の意味

未修者、既修者を理解するために、法科大学院の修業年限についてまず理解をしておきたい。

法科大学院の標準修業年限は3年間で、これを標準コースまたは未修者コースと呼んでいる。法律基本科目(憲法、行政法、刑事法、民事法、商法)を基礎から学び、3年間かけて法曹に必要な基本的な知識や技術などを身につけていく課程だ。法学部以外の学部出身者は、未修者コースを選択するのが無難だ。
一方、既修者コースとは、法律基本科目の基礎を修得済みと法科大学院が認定することで、標準修業年限を1年間短縮して修了できる仕組みで、一般的に既修者コースまたは短縮コースと呼ばれる。既修者コースに入学するためには、各法科大学院が課す法律基本科目試験に合格する必要がある。

 

・未修者コース:標準3年コースのこと。法律基本科目を基礎から学ぶ。

・既修者コース:修業期間が2年間に短縮されたコース。法律基本科目の基礎は修得済みとみなし、標準3年コースの2年次のカリキュラムから学ぶ。

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