法科大学院ガイド

ロースクール入試対策のABC

  1. ロースクール入試対策の第一歩は、目指す法曹像を固めること
  2. ロースクールで法曹を目指すマイプラン作り
  3. ロースクール入試の時期
  4. >法科大学院 全国統一適性試験は実質的廃止
  5. ロースクールの過去問
  6. ロースクールの未修者試験
  7. ロースクールの既修者試験

STEP2法曹資格取得までのマイプランを考えること

ロースクールの標準修了年限は3年だが、法律基本科目を既に修得済みとロースクールが認定することで1年間短縮できる。これがいわゆる既修者コースだ。

そこで思案のしどころになるのが、ロースクールで3年間学ぶべきか、2年間にするかという問題。これが単純そうに見えて、実は難しい選択で、準備の進め方も違ってくる。司法試験に合格し、少しでも早く実務に就きたいと考えればなおさら思案のしどころになる。

例えば、非法学部卒業の社会人であれば未修者コース(3年標準型)に入学するのが一般的だが、仕事内容が法律業務とのかかわりが高い場合など、既修者コースの選択肢も出てくる。そのために既修者コース入学に向けた勉強を事前にする、ということも考えられる。それは、法学部卒業の社会人についても言える。 この例でいえば、入学前に法律基本科目を勉強し既修者コースに入学することも十分考えられるが、ロースクールのカリキュラムは3年が基本になっていることや、1回目の司法試験受験で不合格になれば、さらに1年は勉強しなければならないことを考え併せると、未修者コースを選択した方がゴールにたどりつきやすいのではないだろうか。

既修者コースか未修者コースのいずれからを選択する時の ポイントは、入学前の勉強を厚くするか、不合格になることもやむなしと考えて修了後の勉強も視野に入れるか、その見通しの立て方と心構えにある。ロースクールの入試問題や司法試験の問題に一度目を通してみて、自分の実力がどの程度なのか、求められる力がどの程度なのかを把握してから、自らのプランを検討してみてはどうだろうか。

法学部出身者についても、未修者コースをとるか既修者コースをとるかの判断にあたっては同様のことが言えよう。

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