「なりたい」がかなう大学・短大特集

中学校教諭の仕事・資格ガイド

興味を高められる授業力が必要。思春期に当たることから、心のケアをできる力も

中学校教諭は、高等学校教諭と同じく、学習指導要領に基づいて教科指導を担当する。クラス担任になれば生徒の生活指導や進路指導も担う。中学生は子どもから大人へ成長していく思春期にあり、不安定な心を抱える生徒も多く、適切な指導が欠かせない。教科に関する専門知識と授業力、人間としての幅広い教養や対応力が必要となる。生徒一人ひとりの個性を理解して、信頼関係を築くようにしたい。
中学校の教諭になるためには、中学校教諭免許を取得し、各私立学校または都道府県が行う教員採用試験に合格する必要がる。中学校教諭免許には、「1種」「2種」「専修」があり、「1種」は大学で、「2種」は短大で、「専修」は大学院で取得できる。取得要件の違いにより、3種類に区分されるが、職務上の差異はない。中学校教諭1種・2種免許を取得するには、教職課程(中学校教諭養成)を持つ大学・短大に入学し、同課程を修了し、大学・短大を卒業する必要がある。教職課程は学部教育とは別課程となっており、大学・短大の卒業に必要な単位に加えて、教職課程に関する科目を修得することになる。
2009年4月から教員免許更新制が導入され、教員免許の有効期間は10年間となった(幼・小・中・高同様)。また、教員としての必要な知識・技能が日々変化するため、その時々で必要な資質が保持されるように、最新の知識・技能を身につけることを目的とし、定期的に講習を受けることになる。

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