「なりたい」がかなう大学・短大特集

介護福祉士の仕事・資格ガイド

体の自由が利かずに困っている人を介護支援するエキスパート。高齢社会に貢献する

介護福祉士とは、身体または精神に障害を持つ人や認知症の人、寝たきりのお年寄りなど、日常生活を送るのが困難な人を対象に、入浴や食事などの介護を行う仕事で国家資格。自立支援の観点から、科学的根拠に基づいて介護を行うのが特徴だ。健康状態などに変化があれば、社会福祉士、看護師、保健師などの専門職と連絡を取るなど、必要に応じた適切な対処を行える力が必要になる。
少し古い調査結果になるが、2008年7月に厚生労働省が行った「介護福祉士等現況把握調査」では、資格所有者の80.8%が女性で、高齢者福祉分野に就労している人の割合は87.5%。就労先法人は社会福祉法人がトップで33.0%、次いで民間企業21.8%となっている。
介護福祉士の資格は、介護福祉士養成課程を持つ大学か短大に入学し、同課程の科目を修得し卒業することで得ることができる。また、2016年度に予定されていた介護福祉士養成施設(大学・短大)に通って介護福祉士を目指す学生に対する国家試験受験の義務化は、2022年度に先送りされた。

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