「なりたい」がかなう大学・短大特集

高等学校教諭の仕事・資格ガイド

時代の変化をとらえられる広い視野を持ち、一人ひとりの個性を伸ばせる教育者を目指したい

高等学校は中等教育の締めくくりとして、専門に分かれた教科の指導を行うとともに、人間として調和のとれた人材育成を目指す教育機関。高校教諭は、生徒に自ら学び自ら考える力や生きる力を育むことを目指し、特色ある教育活動を創意工夫しながら進めていく。
これまで教員には、教育者としての使命感、人間の成長・発達についての深い理解、生徒への教育的愛情、広く豊かな教養、教科に関する専門知識が必要とされてきたが、現在では地球的視野や時代の変化に適応する知識も求められている。職務は、教科指導のほか、生徒の部活動や生活・進路指導も行う。
高等学校の教諭になるためには、高校教諭免許を取得し、各私立学校または都道府県が行う教員採用試験に合格しなければならない。高校教諭免許には、「1種」と「専修」があり、「1種」は大学で、「専修」は大学院で取得できる。高校教諭1種免許を取得するには、教職課程(高校教諭養成)を設置する大学に入学し、同課程を修了し、大学を卒業する必要がある。教職課程は大学の学部教育とは別課程となっており、大学の卒業に必要な単位に加えて、教職課程に関する科目を修得しなければならない。
高校教諭の場合、教科が細かく分かれているので、大学を選ぶときには注意が必要だ。「情報」を取りたかったのに、「地歴」「国語」しかなかったなど、入学後に気付いても遅いので、予めきちんと調べておきたい。

PAGE TOP